MORESCHI
モレスキー

 

001 ​モレスキーとは

MORESCHI(モレスキー)は、1946年にイタリア靴の聖地であるビジェバノで創業。

 

モレスキーは創業当時、日産30足あまりの小規模なビジネスからスタートしたが、その後大きな発展を遂げるビジェバノ工業地帯と共に成長を続け、現在では世界80ヶ国以上で展開、イタリアの高級靴メーカーとしては最も多くの生産数を誇るシューズファクトリーとなった。

現在グループ全体で300名を越すスタッフが従事し、創業地であるビジェバノに敷地面積68,000㎡(東京ドーム約1.5倍)に建つ19,000㎡の工場で年間30万足の靴を製造。広大な敷地には従業員が安心して働ける環境作りとして、保育園や子供達が遊べる公園なども完備している。

モレスキーの最大の強みは原皮の仕入れから靴の出荷に到るまでの全ての工程を自社で完全に管理した100%ビジェバノ製であること。

創業以来ファミリー企業であるモレスキーは強い信念と固い結束力の元で、一貫した社内システムで高品質化を推し進めていき、熟練した職人から次世代の若い職人に高度な製靴技術を継承していくための技術訓練所を設立。

また、カンパニリズモ(郷土愛)の精神を持ち、共にに成長してきたビジェバノ地区に貢献するため雇用活動を含め靴産業を支えている。

日本国内では、靴の背を合わせたデザインのモレスキーロゴと、手縫いモカシン靴はインポートシューズの草分け的な存在として認識されていく。今日ではグッドイヤー/ボロネーゼ/ブレーク製法など多彩な製法技術で、ビジネスモデルからスリッポンやスニーカー、ドライビングシューズなどのカジュアルモデルまで幅広いラインナップで展開している。

 

002 ​モレスキーの歴史

1946年 ブランド創始者のマリオ・モレスキーが北イタリアのビジェバノでモレスキーの前身となるピエツレーゼ社を設立

1951年 社名をモレース社に変更、300㎡の工場で生産数は年間3,000足

1958年 製品が高い評判を呼んでいたことから、ブランド規模の拡大を図るために工場の増設へ

1961年 1400㎡の新工場に移転

1962年 トレードマークに靴の背を合わせたロゴを採用、ミニマリズムの巨匠A.G.フロンゾーニ氏がデザイン

​1963年  2代目のジャンペッペ・モレスキー(現モレスキー代表取締役社長)が社名をモレスキー社に変更

​1964年 日本での展開をスタート

1974年 手縫いのモカシン靴が話題を呼んでいたため、熟練の職人でチームを編成(現在も変わらず続いている)

1989年 ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世に靴を献上

1990年 モレスキーのファッションショーを発表

1996年 イタリア高級靴メーカーとしては最も広大な生産拠点となる新工場を設立(敷地面積6万8000㎡ / 工場面積1万9000㎡ / 投資額1800万ユーロ)

2003年 シンガポール、モスクワに出店

2004年 オークニジャパン(株)と日本国内に於ける代理店契約を締結

2007年 バーレン、アブダビ、ドバイ、ブルガリア、リナーテ空港、アルマンサでリニューアルオープン

2010年 年間生産30万足を達成

 〃  ミラノのサンバビラに3階建で総面積370㎡のミラノ本店ブティックをオープン

2011年 創業65周年記念日本モデルを発表

2014年 チューリッヒに新店をオープン

 〃  赤ワインで染めた120足限定のオーダーメイドシューズを創業年の1964年にちなみ1964ユーロで発表​

2015年 モスクワ、フィレンツェ、ドバイに新店をオープン

 〃   モレスキーの革をサドル・ハンドル・サイドバックに用いた自転車をミラノ本店限定で発表

​2016年 創業70周年を迎える

 

003 ​モレスキーが優れた革製品を生み出せる理由

モレスキー社の企業理念「ラグジュアリー ソフトネス」

極めて高品質の素材だけが持つ柔らかさや肌目の細やかさと、熟練した技術による様々な製法で非常にソフトな足当たりを実現しているのがモレスキーの最大の魅力。

・なぜモレスキーが高品質の素材を入手出来るのか

現在、世界80ヶ国以上で展開しているモレスキー社は高級靴メーカーでイタリア屈指の生産数を誇っているため、創業100年を越すコンチェリア(皮をなめすタンナー)が真っ先に原皮を同社にセールスしてくるので良質な革だけを調達することが出来る。

・モレスキーが用いる甲革について
イタリア産の仔牛(カーフ)や革のカシミアとも言われるペルー産のペッカリーやカピバラ、ナイジェリアのゴートスキン、アメリカやパキスタンの水牛、オーストラリアのカンガルー、カナダの鹿、ギリシャのナッパ素材、ポーランドやウクライナのカーフ、パプアやオーストラリアのクロコダイルなど。

・​モレスキーの革底について

革底に使用される原皮は気温18℃、湿度70%の暗室で6ヶ月から9ヶ月かけてじっくりと熟成させ、繊維質が緻密で耐久性に優れるように最適な状態で貯蔵しているが、時には数十年の熟成期間を経て生産することもあるという。

​また、革底に使用されるのは繊維が絞まっている出産後3年以上経過したスイス産と南ドイツ産に限定されており、平地ではなくアップダウンのある自然豊かな環境で放牧された雌牛を採用。

貯蔵されている原皮は年度毎に保管され、例えばグッドイヤー製法の中底であれば堅牢で上質な素材、コンフォータブルなモデルではソフトでしなやかな中底を用いるなど、それぞれのモデルで最適な素材を追求し用いている。

モレスキーが優れた革製品を生み出せるのは、極めて上質な素材を入手出来ること、そして、熟練した職人技術を駆使し、さらに次世代の職人を育てる環境を整えていることこそが最大の理由である。